OCR3のスプロケットの取り外し

スプロケットは、後輪にくっついているリアギアのことです。ハンドルにくっついたコントローラーを使用してリアディレイラーの張りや位置を調整することでギアを切り替えることができます。

交換自体は非常に簡単ですが、専用の工具がないとダメなのと、そのコントローラーの段数に対応したスプロケットでなければダメという点に注意します。

スプロケットは10枚とか11枚まとめての購入であり、1枚ずつの購入は通常不可。11t-25tのスプロケを峠のときだけ12t-28tにしたいなんて人は、スプロケセットごと取替え、かつ、チェーンの長さもかわるので、チェーンも対応する長さのチェーンに交換する必要があります。

専用の工具

取り外し用の工具は、ホイルリムーバーとホイルチューナーの2つです。共にスプロケットのためだけのスプロケットのための工具と言っても過言ではないです。

(上:リムーバー、下:チューナー)

このリムーバーはハンドルとアダプターがくっついている商品ですが、先端のアダプターだけを購入して、モンキーで回すという手もあります。どのみちこの用途だけであればハンドル一体型のほうがいいと個人的には思いますけど。

トルクレンチできちんとしたトルクをかけたい場合は、アダプターだけで良いと思います。

締めるときにはリムーバーだけでいいんですが、緩める時はスプロケットを固定するための工具としてホイルチューナーが必要になります。色々とメーカーありますけど、どれでもいいような気がします。

後輪を外して、タイヤを縦にしながら両工具を回すとあまり力を込める必要なく緩みます。こんなトルクかい?と思うほどです。

スプロケットの脱着

工具を使って緩めるとスプロケットを取り外すことができます。

(後輪に固定されたフリーハブ)

カセットスプロケットを取り外すと、フリーハブと呼ばれる部品を確認することができる。フリーハブは通常レバーまで含めて販売されていて、これにはスポークをはめるための穴(32Hとか36H)が開いているようです。

すなわち、これを取り替えるということは、タイヤ、チューブ、リムテープ、ニップル、スポークと外さないといけない超絶メンドイことになるっぽいですね。

105までは8段や9段にも対応しているようですが、アルテグラ以降はよくわかりませんので互換性にもご注意を。

外すと一気にバラバラになるかとおもいきやバラバラになりませんね。なぜかと思ったらスプロケット同士を1本の金属棒が連結していました。

(長い金属棒が各スプロケットとスペーサーを繋げている)

(全部バラバラにするとこんな感じ)

スプロケとスペーサーが綺麗に並んで配置していました。

(スプロケットの番号表示)

各スプロケットには歯の数(26t)が刻印されています。

スプロケットの交換する場合は、段数に気をつけるのはもちろんのこと、105でも歯数の組合せが様々ですので、もし同じギア構成にしたいのであればここの表示をきちんと確認して同じくなるようにしましょう。

10段用のカセットスプロケットから2枚抜いて8段で使うとかも考えたりしましたが、薄さがどう考えても違うだろうと冷静に考えてやめました。

(スペーサーには裏表があります)

装着する時は、スペーサーの裏表に注意します。バラバラのスプロケットの組立は金属棒を通していけばスペーサーの向きさえあって入れば、上手くはめ込まれていくので、元に戻せないということはないです。

組み立てたカセットスプロケットをハブに装着して、逆の要領で締め付けてオシマイ。締め付けトルクは30~50N・mらしいけど適当に。。。


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