F20RCのチェーン交換
KHS F20RCはリアスプロケットが10速で、ディレイラーも10速でSTIも何もかも10速なので、10速用のチェーンを付けることになります。11速用とは厚みが異なるので間違えないようにしましょう。
1から組むのでもなければ、通常はすでについていたものと同じリンク数(リンク数はコネクトピンの数とイコール、つまり、∞の形で1リンク)がとれるチェーンを選びます。108リンク必要なら116リンク等のチェーンを選ぶ。
チェーン交換の方法
今回はクランクを変えるついでにチェーン交換を行うため、もともとついていたクランクの歯数53/39Tから、50/34Tの105に変える関係で、最大ギアの半径が小さくなるため、チェーンも少し短くしなければなりませんでした。
クランクやスプロケットの歯の数を変える場合は、チェーンの長さも変更する必要があるというわけです。リンク数計算機にておおよそのリンク数を計算しておきましょう。
※計算方法補足:ディレイラー付きは複速、前後スプロケットの芯間距離はネジの中心から中心をヒモかなんかで結んで紐の長さを計ると良い。
計算すると芯間距離は410mm、もともとついていた108リンクチェーンよりも2リンク短い106リンクのチェーンを用意する必要が有ることがわかります。
今回はKMCのX10チェーンを購入。
F20RCの初期チェーンがミッシングリンクでつながっている上、このチェーンもミッシングリンクが付属しているのですごく楽に交換できます。
これをもともとついていたチェーンと比べて同じ長さから2リンク分だけ短くしてチェーンカッターにてカット。
チェーンは手前ではなく、奥側に配置しないとコネクトピンがうまく押し出せない上にチェーンが壊れます。
上は×、下が○
カットしたチェーンは、ミッシングリンクでつなげる。
このとき後輪をスタンドで浮かすか、自転車を逆さにした状態でないとタイヤが回らず、チェーンをかけづらい。
歯数を変えただけではディレイラーは特にいじらなくても良いのでこれで終わり。
余ったチェーンリンクは何かのときのためとっておくといい。コネクトピンさえあれば使えるんで。
チェーンの清掃
シマノの一部のチェーンはシルテックという超低摩擦表面処理がされており、洗浄には中性洗剤を用いるか、もしくはワコーズのフィルタークリーナー・チェーンクリーナーを使用する必要がある。
速乾性のあるCRE556とかを吹きかけると、チェーンが痛み、切れやすくなる。
ミッシングリンクでつながっている場合、チェーンを外して100均の中性洗剤でじゃぶじゃぶ洗うのが一番早い。
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