自転車のタイヤは、リムと呼ばれるタイヤ内側の円形金属部品のETRTO(European Tyre and Rim Technical Organisation)値を目安に選びます。
リムをよくみてみると、ETRTO値の記載があるはずで、私のOCR3ではETRTO:622-16と記載されています。
リムのETRTO値は、リム径(外?)とリム幅(内)を羅列して書いているようでして、この場合のリム直径は622mm、リムの内幅が16mmということになります。
一方、タイヤのETRTO値はリムの表記とはちょびっと違いまして、例えば、700×23cのタイヤがありますが、これは、ここのサイトをみると、ETRTO:23-622となっているのがわかると思います。
リムの時と書き方が逆になっていますが、23がタイヤの幅、622がタイヤの内径(ビート径)を指しています。ビートというのは、タイヤの内側の、装着した時にリムの内側に格納される部分のことです。
ocr3のデフォルトタイヤ(700×25c)は、25-622でタイヤの幅は違うけど、内径は同じ、外径は23cと比べると4mmだけ大きいということがわかります。
このリムとタイヤという2つのETRTO値を比べて、そのタイヤがそのリムに互換性があるかどうかを調べるわけです。
具体的には、タイヤ幅は、リム幅の1.4~2.4倍が望ましいとされているらしく、リム幅16mmの推奨タイヤサイズは、22.4-38.4mm、すなわち、23c~38cまでのタイヤなら装着できるということです。 これらを踏まえて、OCR3の25cタイヤをギリギリ対応している23cに変えてみる事にしました。
(25cタイヤ)
(23cタイヤ)
さぁて、新しいタイヤを買おうかなと思っていると、タイヤにも複数の種類(クリンチャー、チューブラー、チューブレス)があることを知る。。。昔はこんなに種類なかったのになぁ。
家庭用の自転車や一般的なパンクしたらチューブ交換しないといけないようなタイヤは、クリンチャータイヤと呼ばれています。詳しい違いは、クリンチャー、チューブレス、チューブラーの違いを参照。 一般人にはクリンチャーがいいと判断し、クリンチャーを調べていると、これまたまぁいろんな規格があって悩む。
その中でも、パナレーサーのクリンチャータイヤの選び方のページがあったので、ここを参考にして、パンク耐性が高く、値段が安めなエリートプラスの700×23cを前後合わせて3800円で購入。
(広げれば円形になります^^;)
ついでに、新しいチューブも購入しました。チューブは、23c用と言った単一のタイヤサイズに限定された規格ではなく、18c~23cのように対応タイヤサイズにある程度の幅がある場合がほとんどです。
ただ、対応タイヤサイズが小さければ小さいほど、チューブ自体の容積やチューブの厚さが小さくなってしまうようなので、パンクはしやすくなります。23cのタイヤのチューブであれば、18c~23cのものよりは、20~28cとかのほうがチューブが頑丈なので初心者にはよろしいかと思います。
チューブのバルブは英式、仏式、米式と3タイプあり、家庭用のチューブは英式ですが、ロード用のチューブは仏式になるかと思います。そのため、家庭用の空気入れのように、仏式のバルブに対応していない空気入れは使用することができません。
バルブの長さには32mmや48mmと言った複数の長さが有りまして、初めて購入する際は悩むと思います。個人的には、48mmくらいが調度よい長さなので私は好きです。32mmは装着した時バルブはほぼ見えず、バルブキャップとリムがくっついている感じになります。見た目としては問題ないものの、空気を入れるときに入れづらいので、48mm付近を勧めます。
(バルブ長32mm装着時)
(バルブ長48mm装着時)
タイヤの交換方法は、タイヤ・チューブの外し方とはめ方を参照すればすぐにわかると思います。
タイヤ交換に使用するレバーはパナレーサーのプラスチック製のレバーがお勧めです。金属製のレバーはタイヤのゴムやリム、タイヤを傷つけてしまうので。
チューブ交換時にパンクしやすい部分は、バルブ付近の最後にリムにはめ込むところです。ビートとリムの間にチューブを挟めないように気をつけましょう。
タイヤ交換の時にリムテープも変えたほうがいいらしいけど、一度には無理ゲーなので今回はパス。
リムテープには幅で商品が異なるため、自分のリム幅にあったものを買うと良いと思います。また、パナレーサーのリムテープは柔らかく、穴のところで凹みやすく、その形でパンクしたことがあるため、高圧110psi以上とか?にする際には、シュワルベを買うことを薦めます。
リムテープの変え方は特に難しいことはなく、古いのを剥がして、新しいのに付け替えるだけ。
(この緑のがリムテープ)
入れる空気の量は、タイヤの横を見ていただくと、min:8bar 100psi max:11bar 140psiのような記載がありますので、記載されている範囲内の空気圧にします。もちろん圧力計が付いている空気入れは必携です。
空気入れはパナレーサーのが楽に入れられて良いと思います。
携帯の空気入れは、TNIのハイプレッシャーポンプがお勧めです。
と言ったものの、値段が同じならGIYOのやつのほうがいいかも。ジョイント部品がたくさんついてるので・・・
圧力計ついているけど、実際は100psi入れば良い方でしょう。ってか、圧力はかるより、自分で触るほうがはやい気がする。。。なれかな? 自分は空気入れとして細いというのが一番の選択理由で、高圧が入るのであれば圧力計なくてもいいんですがね~。